第67回 小学生を一人で登下校させないフランスの慣習は、どこから来ているのか

子どもたちは法的には何歳から、何ができるか。未成年の権利について調べたことを書きました。
髙崎順子 2023.08.02
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みなさん、こんにちは!

今日は「未成年の権利」を取り上げます。 フランスの成人年齢は日本と同じ18歳で、この年齢を境に、「市民として、一人でできること」が色々増えていきます。ですが社会制度の中の権利は多種多様で数多く、どれもこれもが「成人までNG」でもありません。18歳未満でも、実践して罰せられない社会活動や、親の同意の要らない行動はいくつも存在します。そしてその線引きも、社会や時代によって変化する。たとえばこの6月にはフランスの首相から「2024年1月から、運転免許取得可能年齢を18歳から17歳に下げる」との発表がありました。

このような「未成年でも罰せられない、主体的に行える社会活動」には、どんなものがあるのか。ふとした疑問に発して知ったことを、今回は綴っていきますね。

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