第49回　　343人のマニフェスト　～　フランス社会を変えた女性たちの宣言

理不尽な法律と制度に勇敢に異を唱え、議論を起こし、変えていく。ネットがなかった時代にそれを行ったフランスの一例について書きました。

髙崎順子 2022.10.02

みなさん、こんにちは！

今回は前回と同じ「声を上げる」をテーマにしつつ、SNSがない時代に行われたフランスの例をご紹介したいと思います。時は1971年、立場も仕事も生活も異なる女性たちが安全な中絶医療の合法化を求めて集い署名を寄せた、『343人のマニフェスト』と呼ばれる運動です。

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、4512文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

すでに登録された方はこちら

提携媒体
コラボ実績

提携媒体・コラボ実績

事例や資料DLはこちら

健診も予防接種も育児相談もできる、フランスの母子保健の公的支援センターとは？

妊娠中から産後の母親＆生後6年間までの子どもの健康を守る、フランスの県立「母子保護センター　PMI」について書きました

『子どもと交渉しない』育児、16年目＆13年目の中間報告

ふと思いついて綴ったエッセイを不定期便としてお送りします。

「出産費用の無償化と保険適用」の報道を見る時に気をつけたいポイント

日本で2026年に向けて議論されている「出産費用の無償化と保険適用」について所感を綴りました

定期的に旅に出る効能　～　15年ぶりのバスク旅行で感じたこと

人々が年に数回長めの休暇を取って旅に出るフランスで、その効能を実感する機会がありました。

フランスの若者が注目する、余暇活動の指導員資格BAFAとは

資格取得者の大半が10代後半〜20代前半、若者に人気の高い資格Bafaについてまとめました。

国家戦略としての「生殖の保健」とは？～フランス、避妊・中絶の公的支援

フランスが行っている避妊・中絶の公的支援について、最新情報をまとめました

フリーランス・自営業者の産休手当、フランスの場合

日本にはないフリーランス・自営業者の産休手当があるフランス、その制度を概観します。

学校休みのお昼ごはん、どうする？　～　フランスの場合

日本のようなお弁当文化のないフランスでの、子どもたちの昼食について書きました

書き手から直接、最新記事が届きます。
読者限定の内容も逃しません。