第6回:「人の役に立つこと」を、国が体験させる 〜 フランスの市民用役制度
フランスには16歳から25歳の若者に、6〜12カ月間、国がお給料を払って勤労体験をさせる制度があります。ただし勤務先は「人の役に立てる」非営利団体のみ!
髙崎順子
2020.11.29
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みなさん、こんにちは!
年の瀬カウントダウンの11月末日、いかがお過ごしですか?
こちらフランスは外出制限令とともに始まった11月、少しずつ状況が変わってきました。新規陽性判明者数(11/7:86852人→11/29:9784人/1日)・ICU入院者数(11/16:4919人→11/29:3756人/全国合計)・新規死者数(11/9:548人→11/29:198人/1日)とも、ピークに比べ目に見えて少なくなっています(出典:フランス政府Covid -19感染状況ダッシュボード) 。11月28日土曜日には、外出制限令で営業停止とされた「生活必需品以外」の小売店・大型チェーンの再営業が解禁となりました。このまま感染抑制傾向を維持できれば、12月15日には移動制限も終了される見通しです。とはいえ新規感染者もICU入院者も、まだまだ日本とは比較にならない多さなのですが……市民はこの決定を歓迎し、行政や医療関係者の間でも、「致し方なし」との声が多く聞かれます。